デジモンtri感想
retsです
ぼくの好きな初代デジモンアドベンチャーの正当続編、
六部作の感想記事です
tri発表時、初代の一挙放送の後の発表で本当に嬉しくて朝まで友人とデジモンを語ったほど楽しみにしていたtriを今更見終わりました
何故かと言うと2章まで映画館で見てその後は見るのを辞めたからです
ネトフリに無料であったので見るかあ!ってなりました
ネタバレあり
※初代02映画は見てますが記憶が曖昧なところがあります
last evo絆や:は未視聴です
良かったところ
・デジモンが可愛い
本当にパートナーデジモン達がかわいい……デジモン達に関してだけは過去のデジモン達を見ているようで心が洗われます……
・和田光司のtri.Verが最高
butter-flyとseven、特にbutter-fly tri.Verが最高です……本当に
・キャラクターデザイン
発表時、これは賛否両論ありましたがぼくは賛です。
当時から成長した姿、そして時代に合わせたタッチで描かれていて初めて見た時から1章を見終わるまでワクワクが止まりませんでした……
・パートナーデジモン達の究極進化
色々な媒体で登場していたパートナーデジモン達の究極体が遂に登場しました!
悪いところ
・デジタルワールドのリブート
king ofクソポイント
マジのクソ うんこ
リブートとは、デジタルワールドと全てのデジモンを初期化すること。
これによりパートナーデジモン達は記憶が消去されてしまいました
それと今まで無印や02で倒したデジモン達が蘇りました
でもリブートされたからと言ってデジタルワールドが良くなったりしませんでした
でも、ストーリーが進まないのでパートナーデジモン達は選ばれし子供たちを全信頼
冒険した記憶なんぞなくても出会ってちょっとで究極進化&オメガモンへの合体も出来る
なんならリブート前の記憶が保たれているとしか思えない会話や冗談を言う
なんで……?
ちなみに理由は分からない(説明されていないため)がリブートから逃れることの出来た敵デジモンはかなり多い
……?
・作画
当時の作画技術から少しクオリティ下げて非常に良く再現されています!
問題は前作が1999年のアニメで枠がニチアサで、今作は2015年の劇場アニメなのに作画レベルが変わらない(戦闘は更に酷い)ところです。
さらに、キャラクターデザインが当時の流行りを取り入れていたところが足を引っ張っており、昔の作画レベルだと顔が薄すぎてキャラデザが潰されています。
作画レベルまで踏襲するのやめろや……
デジモンの特徴である進化シーン(変身バンク)もクオリティが低く、何故かワープ進化もしない(初代では究極体へはワープ進化しかしなかったのに……)
・キャラクター
人間がだいたい酷い
・選ばれし子供たち
当時より(物理的に)成長した彼らや、高校生ならでは悩みなどが描かれています。
少し大人になったせいでウジウジ一生悩み続ける太一や、それを誰にも相談しようとしない太一、そして街への被害やデジモンへの意識を理由に戦闘を避けようとするが、代案をひとつも出さない太一…
太一以外も図体だけはでかくなっていますが中身は当時のまま…よりも当時の成長を忘れ去ったようにすら見えます
・新しい選ばれし子供たち、望月芽心
パートナーデジモンであるメイクーモンが感染デジモンであることをひた隠しにしていた人間
そのせいでリブートされ選ばれし子供たちのパートナーデジモンの記憶が消されてしまった。
こいつも一生ウジウジしているのだが、唯一メイクーモンの殺害許可はハッキリ出せた。
(殺害許可をした章のサブタイトルは共生)
全章見たあとに彼女の行動を見返すと性格が終わっている純粋悪
・望月芽心のパートナーデジモン、メイクーモン
顔は可愛いがその実、感染デジモンの元、つまり諸悪の根源。
アポカリモンの因子入りデジタマから生まれた
面倒を良く見てくれていたレオモンの殺害
暴走&暴走、そして暴走 その暴走は芽心が来てくれなかったから……と反省の色ゼロ
選ばれし子供たちは一貫してメイクーモンを助けるために行動するのだが、芽心が遂にメイクーモンの殺害を決意。太一が賛成します。
他の選ばれし子供たちは芽心のパートナーデジモンだから!と言い反対しますが、物語の最後は誰の手にも負えないため、殺害されます。
なんのために6章までウダウダやってたんだよ……
・大人たち
国立情報処理局情報通信戦略課情報管理科二級管理担当官の西島大吾
選ばれし子供たちを導く存在として描かれる予定だった大人(元選ばれし子供たち)
基本的に西島先生の出す結論は選ばれし子供たちと全く同じものな上に、超重要な情報はだいたい混乱されたくないという理由で隠し通します(バレてから知ってたと語り始めます)
ストーリーでの存在意義はだいたいタクシーとかお財布とかです
管理局の姫川マキ
西島の同僚、西島が子供たち寄り添う大人とすれば姫川は正論や一般論を指し示す役割……と思いきや、ラスボスの手先です(元選ばれし子供たち)
デジタルワールドのリブートを目的としてラスボスに協力していました。
(デジタルワールドを再起動し、世界の異常を治すこと。リブートされるとデジモン達は今までの記憶を失う)
リブートすることで死んでしまった過去のパートナーデジモンを蘇らせ、再開することが目的だったはずなのにリブートに頼ったせいで記憶を無くしていることに絶望した顔を見せました←??w???????w???????w?w
最終的に02に出てきた闇の海でダゴモンの手下の謎のデジモン達に殺されてしまいます。
・謎の男
2章でデジモンカイザーの姿で初登場し、物語で暗躍する闇の存在。
一体誰なんだ……?
俺たちは一体何と戦っているんだ!?
6章全部見ても一体誰で目的がなんなのかが判明しないです。
2章でデジモンカイザー(一乗寺賢)の姿で登場しましたが、何故かは不明
3章でゲンナイの姿で登場するが、何故か不明
なぜ4章でデジタルワールドに閉じ込められていた選ばれし子供たちを現実世界に戻してくれたのかも不明……
ラストは選ばれし子供たちにメイクーモンを殺害させ、残骸から黒い欠片を取ってデジタルワールドに帰ったが、何を回収したのか不明
そして謎の目的は達成したらしく、勝ち逃げしました。
ゲートを通りながら悪いデジモンの名前を何個かブツブツ呟いていたけど制作陣は続編でも考えていたのでしょうか。
・ストーリー、演出
全てが酷い
全てが酷すぎてどこが酷いのか書ききれないほどに酷いのですが、何個か上げようと思います
・テンポ
全員一生ウダウダ悩んでる上にその悩みは基本的に後回しで、根本的な解決はしません。
子供たち同士で話し合う事もあまりしないのもストレスが貯まります。
ワープ進化を使わないため、進化バンクを1から見せられるのもテンポを悪くしています。
さらには全章共通して尺稼ぎ的なカットが多いです。
・本筋
メイクーモンが暴れるか謎の男が謎の行動してるかウダウダ悩んでるかしかないため、そもそも何を目的としてるのか分からない
さらには本題っぽかったメイクーモンを救うや謎の男の企みを阻止するというのも、
メイクーモンは最終的に殺害するし、謎の男は謎のまま目的達成している
と胸糞悪い後味になっています
・矛盾や違和感
・デジタルワールドへのゲートの封鎖、デジモン達が帰っている
理由不明
・02組について
言及はされるが、保護していると聞いたらそのまま放置
ちゅうかなんで02組だけ謎の男に捉えられていたのかわからん……不明……
・インペリアルドラモン
意味ありげに出てきたくせにただの野良インペリアルドラモンだった…
・究極進化への手がかりとなるメールの差出人
不明…誰……
・レオモン
死んだので知らないはずなのに周知の仲かのように振る舞う何故か感染していないレオモン
あのカッコいいレオモンのキャラ崩壊
当然の権利のようにメイクーモンに殺害される
・技を言わない
叫んだりしたこともあるけど叫ばなかったりする、あいつら技名をテンションで叫ぶんだ…
・島根のパソコン
小学生の頃の言葉1つ覚えてるか?ネタにされてるからワンシーン入れたようにしか見えない
・進化の舐めプ
最初は成熟期とか完全体で戦うのはいいけどなんでリブートされるって時までなんで完全体のまま戦ってんの……
総評
初代デジモンが好きな人は見ない方がいいです。
ネットで言われてる500倍は酷かった
今まで見た映画で1番面白くない6本でした
今まで見たアニメで1番面白くない6本でした
和田光司の遺作がこれというのが本当に悔しい